おやゆび便り

<聞くの花。>

人になにかを話したり、
特に教えたりする場合には、
その人のために言っているより、
じぶんのために言っている場合が多くて
よく(じぶんに)うんざりします。

技術的な話をしている場合でも、
その技術をつかいこなしている
(すごい)じぶんをアピールしていて、
過去の話をしている場合でも、
ありのままではなく目の前の相手に
見せたいじぶんの演出として
(都合よく)思い出しています。

だからできるだけ訊かれていないことは
話さないようにと心がけるのですが、
根がおしゃべりで、さらにどうやら
自己顕示欲がとても強いようですから、
口が動いてしまいます。

そういうじぶんをなおしていく、
というのももちろんですが、
質問の力をもっと磨く、
というのも一つだぞと思っております。

相手に質問することが
「悪手」になることは少ないです。
バカげた質問というのもありますが、
最低限のマナーが守られていれば
あまりまずいことにはなりません。

もし、相手に訊きたいことがなにもない、
というのなら、じぶんの質問力の低さにも
目を向ける必要がありながらも、
質問がとまらない相手や環境を求めて、
そういう場所に身を置くのも重要です。

じぶんが話すより、質問ばかりして、
ほとんど聞いているときのほうが、
「変わる」きっかけははるかに多いので。

話す側になることで学べることも、
とてもとてもたくさんあります。
でもふだんよく話す人ほど、
圧倒的に聞く側になる日や時間をつくると、
こころが進化するスピードが
もしかするとうんと速くなるかもです。

めんどうだなあと思いながらも、
いろいろな会に参加するたびに
そういった感想を抱きます。

では、また書きます。
すぐに日曜日がきて、さっさと帰っていく。

イデトモタカ