社長だって・・・。

わたしは仕事柄、経営者と知り合う機会が多い。
そして、“社長”という立場はちょっと脇に置いて、
ひとりの人、としてお付き合いいただいている。
当たり前だけれど、皆それぞれに違っていて、
いろんな悩みを抱えていたり、泣き言言ってるときだってある。
「経営者とは」なんて十把をひとつにからげたりはできないけど、
ただ、ひとつ共通する部分があるとすれば
形は違えども、社員さんに対して
リーダーシップを発揮している、ということ。

今のお仕事に就く前は、知っている経営者は少なかったし、
私の父親は普通のサラリーマンだったというのもあって、
“社長”をしてるって、単純にそれだけですごいと思っていた。
実際「あの子のお父さん社長さんなんだって〜」
なんて、だから何?って会話も若かりし頃はしたもんだ。

少し前、飲み会の席である社長さんからこんなことばを聞いた。

社長だってほめられたい!

そりゃそうだ。
だけど、それって忘れられがちな感情かもしれない。
仕事はもちろん、人格だったり、努力することだったり
社長はなんでも“デキる”っていう
そんなイメージ持っている人は多いと思う。
その上、どうしても仕事をしているときは、
社長は社員さんたちをほめる立場になる。

でもね、世の人々に声を大にしてお伝えしよう。
社長さんたちもほめられたいのです!
それはすごい仕事を成し遂げたことだけじゃなくて、
ほんの些細な、それこそ
「今日のネクタイ、ちょっとしゃれてない?」
とか、
「電車でお年寄りに席を譲ったんだよ!」
みたいなことをほめて欲しかったりもするのです!

これは家庭でも同じことが言えると思う。
「お父さんだって褒められたい!」
そう思ってるお父さんは多いだろう。
父親も、旦那さんもひとりの人。
些細なことでもいいから、いっぱいほめてあげよう。
そういえばうちの父は最近漬物作りにはまったようで、
食卓に出してくれる漬物を「おいしい!」と食べていると
この上なくうれしそうに、いそいそと、
次々新しい漬物を取り出しては食べさせてくれる。
で、いいことしたなぁ、なんて私もうれしくなる。

ところで、この言葉には実は続きがあって、
「だからほめて欲しくて、女の子のいるお店行ったり、
 カノジョ作ったりするんだよ」
と・・・
う〜ん。こうつながるのは女子として納得しがたいけれど、
でも、悔しいけど、確かにそれはそうかもしれない。

世の中の、ほめられベタな社長さんたちが
いっぱいほめてもらえる環境になったなら、
世の男女関係のねじれは今よりは減少するかもね。
皆様、社長さんを、お父さんをいっぱいほめてあげよう!
ほめられてうれしそうな社長やお父さんを見ていると、
ほめた自分がそれ以上に幸せな気持ちになる、
っていう特典もついていますからね。

河村羽美(2012年9月15日)

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