<心地良いストレス。>

「できることがふえる」というのは、
シンプルにいいことだなぁと思います。
きょうまでの一年を振り返って、
年齢を重ねることを実感するのに、
「できるようになったこと」という指標は
とてもいいんじゃないかしらん。

歳を重ねるということは、
ただ生き長らえるということではなく、
終幕に向って、舞台が進行する
ということだと思うのです。
あたらしくだれと出会い、なにをして、
なにを経験して、そして、次にすすむのか。

「できること」がふえる理由は、
技術的なものだけでなく、人とのつながりや、
ささいな経験にもあります。
そういういろいろなものをひっくるめて、
一年前にはできなかったことが、いまはできる。
という実感は、とても、
生きているなぁと思うのです。

「できること」は、自然にはふえません。
技術や、知恵や、人や、環境との
かかわり合いによって、ふえるものなのです。
そして、それは別のいい方をすれば
「ストレス」なんじゃないかと思います。

この10年ほど、日本人は「ストレス」を敵として
いかに排除し、回避し、抵抗をもつかに
尽力してきました。
けれど、「心地良いストレス」というものは、
成長にとって、必要なものだと感じます。

ぼくはこれがしたいという「意欲」。
そして、舞台の進行役である「心地良いストレス」。
次の一年は、これらを前の一年よりも少し強く意識して
健康に笑顔で過ごしていきたいと思います。

イデトモタカ(2011年6月17日)