<群れにいる狼。>

にんげんの成長のうち、
ふたつの面について最近わかったことがあります。

ひとつは、じぶんや、ものごとを深く掘り下げるには、
「静けさ」が必要だということです。
ひとりの時間は大切です。
人はそこでこころや技術を掘り下げることができます。
それは静けさから学ぶことができるものです。

ひとつは、じぶんや、ものごとを高く昇華させるには、
「関係性」が必要だということです。
これが、最近得た大きな気づきでした。
「だれか」の協力や助言や存在なしには、
高みにのぼることはできないのでした。
この現実が、一匹狼の限界を語っていたのでした。

一匹狼は、
きっとうんと牙を鋭くするでしょう。
けれど、闇雲に鋭い牙は、
ただ周りを傷つけるだけなのでした。
付き合いにくい存在になるだけなのでした。

群れにいる狼は、
一匹狼よりも牙は鋭くないかもしれません。
けれど、チームワークとチームの知恵をもって、
より大きな獲物をしとめるのでした。
この世界にはどうしたって、
ひとりでは到底しとめられない獲物がいるものです。

だから、仲間が必要になります。
群れることが大切になります。

その群れのなかでのじぶんの強みが、
他の人よりも牙が鋭いことなら、
それはそれでいいことだと思います。
ただ、それを過信してひとりで生きていっては、
そこに大きな獲物をしとめる大きな歓びはないはずです。

にんげんは、昔から変らずずっと、
「おかげさま」で生きていくものなのでした。

そういうことを、この頃は体感しながら考えていました。
ぼくは、あなたのお陰です(ほんとに)。

イデトモタカ(2011年8月21日)