<多忙にこそ祈り。>

だれから聞いた話だったかな、
ある国ではね、毎日お祈りをするのだそうです。
一日のはじまりに、お昼に、夜眠る前に、
お祈りをするのだそうです。
ある別の国の人が、その国の人に訊きました。

「すごく忙しい日でも、お祈りはするんですか?」

ものすごくバタバタしていて、
朝から夜までやることがいっぱいいっぱいあって、
もうこれは1秒だって無駄にできないぞ、
という日でも、やっぱりお祈りはするんですか?と。
すると、その国の人はこう答えました。

「そういう日は、いつもより多くお祈りをします」

省略したり、やならかったりするわけじゃなく、
むしろお祈りの回数や時間を増やすのだそうです。
ぼくは、少し考えて、なるほどと思いました。

日々の活動のパフォーマンスというのは、
その時々の「こころの状態」と密接につながっています。
つまり、最高のパフォーマンスを発揮しようと思えば、
こころが最高の状態でなければいけません。
こころが最悪の状態のときに、
最高の行動やパフォーマンスは、きっと発揮できないです。

すごく忙しい日、やることがいっぱいある時というのは、
こころが安定を欠いたり、ふわふわ軸を失ったりしがちです。
焦ってしまって、小さなミスが増えてしまったり、
少しパニックになってしまうこともあるかもしれません。
だからこそ、祈る時間、こころを落ち着けて、
真ん中に戻す時間を、いつもよりも多くとる、というのは、
とても大切なことだと思います。

けれど、なんというか、
それをほんとにできるのは、すごいなぁと感心します。
わかってても、一分一秒が求められているときに、
たとえば10分間深呼吸をすることは、
その後一時間分の価値があったとしても、
なかなかできることではありません。
ぼくは、それができる人になりたいなぁと思いました。
それが、むしろほめられるチームが、いいなぁと思います。

忙しい、忙しい、時間がない、時間がない、
そんなときは、ゆっくり、深呼吸してみましょ。
きっとね、一回やってみると、もう恐くないですから
このお話が、いつかあなたの勇気になりますようにっ。

イデトモタカ(2011年10月05日)