<「愛してる」の響き。>

ことばっていうのはおもしろくて、
文字にすれば詩になって、
口にすれば歌になります。

たとえば「愛してる」ということばは、
文字にすれば、それは一行の
短い詩として相手に伝わり、
口にすれば、そこにメロディーが生まれて、
歌として相手に伝わります。

ここで、共通して大切なことは、
ことばのリズムだといえるかもしれません。
詩にしても、歌にしても、
リズムはとても重要で、
全体の印象を決める
間接的な要因になりえます。
なのでぼくは、じぶんの書くことばでは、
そのリズムについてよく考えます。
そしてこのリズムが定着すると、
内容はおなじようなことだとしても、
その人らしさが生まれるのだと思うのです。

そしてさらに詩の場合、
ビジュアルもことばに乗って伝わります。
直筆なら、その筆跡から、
縦書き、横書き、行間、そのすべてが、
ことばに影響を与えます。

あるいは、口にした場合だと、
そのメロディーの響きというものが、
もしかしたらことば以上に、
相手に想いを伝えます。

「愛してる」の響きだけで、
強くなれる気がしたよ。

この一節のあたたかさと切なさは、
すごいなぁと思います。
BGMで流れてきたので、ふと、
そんなことを感じました。

嫌い、も響きによって、愛おしくなるんだなぁ。

イデトモタカ(2011年11月22日)