<いま、ここにいる人、いない人。>

すてきな人だなぁと思う相手、
魅力があるといわれている人、
そういう方々の共通点というものが
少しわかってきました。
結論からいうと、
それは100%いまここにいる人でした。

ぼくらはよく考えごとをしてしまいます。
ある問題に直面したときに、
その答えを導くために考える、
ということはとてもいいことですが、
目の前の相手と話をしているときに、
その相手や話の内容とは関係のないことを
あれこれ考えることは、いいことではありません。
それは考えごとのようで、
実際には「脳内引きこもり」という状態だそうです。

先月の初めに、
『疲労の理由』という文章を書きました。
要約すると、ぼくらが疲れるのはなぜかというと、
やるべきことを目の前に、
頭の中では別のことを考えているから、というお話です。
ご飯を食べて洗い物をするときに、
淡々と(音楽でも聴きながら)ジャブジャブしていると、
気がついたら終わっているし、
ただ「あ、終わったー。」という感じなのですが、
洗い物の最中ずっと、
「面倒くさいなぁ」や「テレビ観たいなぁ」や
「明日のあれ何時だっけ?」や「なんで私なの」
などなど、別のことをあれこれ考えているうちに、
終わったとき「はぁ、疲れた」になると思うのです。
つまり、そのことだけに集中していると、
別のことを考えながらしているときよりも、
格段に疲れない、ということなのでした。

話は戻りますが、
人はだれしも、じぶんのことを大事にしてくれたり、
大切に扱ってくれると、うれしいです。
だから、そうしてくれる人のことを好きになるし、
好きな人にはそうします。
そして冒頭の、ぼくがすてきだなぁと思う人たちというのは、
この、目の前の相手を大事にする人だと気づいたのでした。
子どもでも、同世代でも、おじいちゃんおばあちゃんでも、
関係なく一緒にいるときはその相手に集中してる人。
言い換えると、100%意識がここにある人は、
とても相手を想っているし、その結果自然と相手からも、
想われているから、いい関係になると思うんです。
そしてその光景は、傍からみると、
とてもいい感じ(すてき)にみえるのでした。

ぼくはまだまだじょうずにできないこともありますが、
できるだけ、いま目の前の相手に100%ということを
こころがけていきたいなぁと感じています。

イデトモタカ(2012年1月18日)