<なんかちょっとたぶん。>

ことばを発する前置きの「なんか」や、
文章を書いてるときの「ちょっと」や、
「少し」「たぶん」「おそらく」といった、
あいまい表現というか、にごし演出というか、
そういった事前に逃げ道をつくっておく癖を
ゆっくりとでもなくしていきたいなぁと思ってます。
ぼくは特に口調を弱めることばを使う頻度が、
高いしふえてきている気がするのでね。
それが「ぼくらしさ」であってもいいのだけれど、
衝突を避けるために使うのは、ちがうなぁと。
それこそ、素直じゃないと思うのです。

いろんな人がいて、いろんな受けとり方がある。
そのことを考慮しながら文章を書いてきたからこそ、
「媚びる」のとは逆のアプローチとして、
無意識に「反感を買わないように」していた気がします。
でも、よくよく冷静になってみると、
そんなに視線や反論を気にしてしまうんだったら、
なにも書かなきゃいいのに、なんですよね。

インターネットで買いものをするときに、
レビューや星の数は気になります。
だれしも「損したくない」という気持ちから、
それらを参照してしまうのでしょう。
けれどもぼくは、損してもいいんじゃない、と思います。
痛い目をみて、わかることばっかりです、この世界。

おなじように、
だれしも「嫌われたくない」という思いから、
曖昧にいったり、衝突を避けたりするわけですが、
ぼくは、嫌われてもいいんじゃない、と思います。
それよりも、素直の想ったことを発信して、
ときには痛い目もみることで、きっと、
もっとたくさんのことがわかるんじゃないかなぁ。

じぶんはかわいいから、過保護にしたくなりますが、
かわいいからこそ、ぼくは旅をさせたいと思います。

イデトモタカ(2012年1月27日)