<明るくあれ。>

人間関係の問題は、
少しおとなになったいま振り返ると、
そのときぼくがもうちょっとだけでも
明るかったなら、それですんだことが
いくらでもあるような気がします。

もしくは、相手の人が、
語調をゆるめてわずかでも
好意を感じる声でいってくれたなら
なにごともなく過ぎていったことが
うんとあったように感じます。

そのことを知っているのなら、
笑顔でいようと思います。
明るくいたいと思います。

あのときぼくが笑顔だったら
怒らずにすんだ人がいるはずだから。
あのときぼくが明るかったら
落ち込まずにすんだ人がいたはずだからさ。

そういえば日本人の名前には、
男性でも女性でも、
「明」という字を親からいただいている人が
ずいぶんと多いような気がします。
人は歳を重ねて、
それこそ子どもをもつくらいの年齢になったとき
人生は「明るくあれ」と悟るのかしらん。

大事な大事な子どもの名前に
明るいの「明」を選ぶ人がこんなにも多いのは
大切な大切なことばなんだと
感じている人が多いからなのかもしれません。

明るくあれ。
このことば、晴れるといいねとおなじくらい、
ぼくは好きになりそうです。

イデトモタカ(2012年2月22日)