<明日への詩。>

あの記憶も あの出来事も あの人も
あの感情も あの気持ちも あの恋も

みんな みんな 知らぬ間に
遠くへ行って しまってる
振り返ると いつの間にだか
小さくなって しまってる

それを ぼくは 寂しいと想う
それを ぼくは 切ないと想う

みんな みんな 知らぬ間に
遠くへ行って しまうのだ
振り返ると いつの間にだか
小さくなって しまうのだ

どうして 遠くへ行って しまうのだろう
どうして 小さくなって しまうのだろう
ずっと ずっと この場所に
どうして いてくれないのだろうか

けれど ぼくは はたと気づいた
けれど ぼくは 違うと気づいた

あの記憶も あの出来事も あの人も
あの感情も あの気持ちも あの恋も

みんな みんな あの場所に
ずっと ずっと 居るのだった
一歩たりとも 動かずに
あそこで 止まっているのだった

遠くへ行って しまったのは
違う ぼくのほうなのだ

この地球が どうしたってぼくを
過去から 遠ざけて しまうのだ
未来へと 進ませて しまうのだ
時速1400キロの速さで ぐるぐると

だから ぼくらは どうしても
明日にしか 近づけないのだ

遠くへ行くのは 寂しいけれど
遠くへ行くのは 切ないけれど

明日は いつも 明るい日だ

イデトモタカ(2013年3月26日)