<正の走幸性。>

テレビを観ていたら、お掃除の特集がやっていて、
思わずぼくもだんだんと、あのスプレーが欲しいなとか、
やっぱり基本は雑巾なんだなとか、
あれくらいキレイにしようと思ったら
定期的なスケジュールを組んでいかないとなとか、
いろんなことを思いました。

出先だったのですが、今すぐやりたい、掃除したい、
という衝動にかられたわけなのでございます。
これはどういうことなのかと考えてみたなら、
つきつめるとそれは「ハッピー」への走性だと思うのです。

中学生のときだったと記憶してますが、
生物の授業で「走性(そうせい)」というものを習いました。
手元の辞書の内容を抜粋すると、


【走性】
自由に動くことのできる生物が
外界からの刺激に対して行う方向性のある運動。
運動が刺激源に向かう場合を正、
逆の方向へ向かう場合を負とする。
刺激の種類から走光性・走化性・走触性などに分ける。


・・・・とありました。
つまり、ある刺激に対してつい走り寄ってしまうぜ、
というその生物が備えている普遍的な性質のことで、
その「ある刺激」が何なのかは、それぞれですよ、です。

例えば、外灯に集まっている羽虫や蛾などは、
光に対して寄っていく走性を持っているということで、
この場合は「正の走光性」ということになります。
反対に、トトロに出てくる「まっくろくろすけ」は、
光を避けようとするので「負の走光性」となります。

では、人間は。
人間はなにか走性を持っているのか、と考えたなら、
それは「ハッピー」なのではないかと、ぼくには思われます。
当時の授業では、人間の走性に関しては
なにも言っていなかった気がいたしますが、
いやいや、人間は誰しも「幸福」に対して
正の走性があるでしょう。
人のあらゆる行動は、けっきょく、そこに向っています。
じぶんのなかの幸福感、すなわちハッピーに向って、
ぼくらは歩いているはずです。

それをぼくは「正の走幸性」と名づけたいと思います。
この性質を利用するならば、あなたがハッピーにしていれば、
あなたからハッピー感が溢れ出ていたならば、
いろんな人が集まってくるんじゃないかしらん。
あるいはあなたのしていることがハッピーを生むならば、
たくさんの人を引き寄せるはずでございます。
それは、妄信ではなく、科学です。

イデトモタカ(2013年10月7日)