<待つしかない。>

人間関係は、基本的に待つしかない。
じぶんが最善を尽くしたなら
あとはもう、待つしかない。
賛同されるかされないか
否定されるかされないか
そもそも返事をするかしないかも
相手の判断をただ、待つしかない。

こうしてほしい、ああしてほしい
こうしないでほしい、あれはやめてほしい
願うことはできるけど
頼むことはできるけど
じぶんの想いを正直に伝えたあとはもう
ただ、ただ、待つしかない。

できるだけのことをした後に
ぼくらにできるのは、待つことだけだ。

それは、自然と対峙することと似ている。
今朝蒔いた種を、どれだけ叱責しようとも
昼に芽を出すことは期待できない。
ぼくらは気を長くして、待つしかない。
果実を収穫して裸になった樹に向かって
さあ明日も大きな実を付けてくれと
どれだけ願っても、叶う希望はまったくない。
待つことでしか、得られないのだ。

けれど、待ったとしても、得られるかどうかわからない。
それが自然であり、それが自然なことなのだ。

だからといって、それは悲しいことではない。
辛く、不憫なことではない。
誠意をもって「投げかける」。
その行動が許されている限りは
ぼくらには希望が残っている。
未来はいつも、待っている。

イデトモタカ(2014年5月5日)