<禁呪。>

どうせ いつか
あなたはいなくなって
どうせ わたしは
また独りになるの

いつまでも ずっと いつまでも
こんな日は つづかないのよ
知っているの
やがて 終りは来るものと

そういった願いは 皮肉にも
叶うのだ
まったく そのとおりに
叶うのだ

想いは現実化するなんて
信じていない
そうなった試しがないと
疑っている人ほど
叶えてしまう 願いなのだ

本人は いつだって
そうなりたくないと 口で言う
けれど けれど けれど 実際は
どうせ いつか
あなたはいなくなって
と思っている

そして 事実 そうなって
遅かれ早かれ その日は来て
泪目で ほれみろ と毒を吐く

願いを叶えたのは 紛れも無く
自分自身だということを
星の屑ほども 知らずに

イデトモタカ(2014年5月20日)