<散らかって生きる。>

なにをしなくても、いいえ、なにもしなければ、
部屋はどんどん散らかっていきます。
ごみは増え、持ちものは増え、
気づいたらぐちゃぐちゃになっています。
たぶん、ぼくだけでも、あなただけでもなく、
みんなが平等にそうなのだろうと思います。

なぜだろうかと考えたなら、
それは、生きているからだろうと思われました。
死んだ人には、滅多に郵送物は届きません。
新たになにかを消費することもないので、
持ちものだって増えません。
ないより、買えませんからね。

ものが増えるのは、生きている証拠です。
よかったですね、ぼくも、あなたも、
きちんと生きているようです。

お腹が空くのとおなじように、
ふと寂しくなるのとおなじように、
生きているから散らかっていく。
生きているから荷物がどんどん増えていく。
どうやら、そういうものみたいです。

最近、片付けるかどうかは、
もはや自由だぜと思うようになってきました。
脅迫的に、整理整頓されていなければならない、
という考えはなくなりました。
ぼくの場合、ある程度までいくと、
気が散るから片付ける、そんな具合です。

正直なところ、生きていくのに
必要ではないものばかりです。
あとは、それが邪魔になるかどうかだけの問題で。

片付けて、気もちがすっきりのすのなら、
迷いが減ったからだと思います。
迷うことのない、生きる目的が明確な人は、
別に片付けなくたっていいのです。
その場合、むちゃくちゃに散らかるか、
まったくものが増えないかになるでしょう。

ぼくはきょう片付けをして、
ずいぶんとすっきりした気分になりました。
まだまだ、迷うことがあるみたいです。

イデトモタカ(2015年10月18日)