<成長の階段。>

1.型を理解する。
2.型を運用できるようになる。
3.速くできるようになる。
4.安定してできるようになる。
5.じぶんの癖を理解する。
6.じぶんの癖を強み(特徴)にできる。
7.型を崩して再構築する。

という「つぶやき」をしたところ、
思いのほか反響がありましたので、
それぞれについて解説を加えたいと思います。

<1.型を理解する。>
どんな世界やジャンルであれ、
はじめはそこでのセオリーだったり、
正解だったり、求めるもの、追求するもの、
上手い下手の基準などすべてが曖昧です。
この段階では、まず基礎をつうじて、
なにが重要で、なにができるようになるよう
励むのかを理解します。

<2.型を運用できるようになる。>
浅いレベルであれ、なるほどこういう世界かと
型の先にあるものが理解できたなら、
あとは修練あるのみです。
特に運動性を伴うものは、繰り返せば繰り返すほど
動きがなめらかになってきます。
この段階では、ぎこちなかった型や基礎が
つまることなくできるようになってきます。

<3.速くできるようになる。>
この段階ではまだできることが少なく、
同じことばかり繰り返し練習することになるので、
だんだんと慣れて、スピードがアップしてきます。
速さを手に入れることにより、
一つの達成感や満足を得ることができます。
けれど、この段階でじぶんの「速さ」にばかり
注目してしまうと、次のレベルへの以降に
時間がかかってしまいます。

<4.安定してできるようになる。>
手に入れては手放す。
そういうことを繰り返しながら成長します。
この段階では、先に手に入れた「速さ」を
手放せるかどうかが問題になります。
速さを手放すことで余裕が生まれ、
「質」を追求することができるようになります。
(※3を飛ばして2から4に進む場合もあります)

<5.じぶんの癖を理解する。>
安定した質とそれなりのスピードを手に入れると、
漠然としていた「じぶんより上手い人」の、
どこがどう上手いのか、すごいのかが
理解できるようになります。
対比して、じぶんの癖を見つけることになります。

<6.じぶんの癖を強み(特徴)にできる。>
良くない癖や間違った方法、勘違いなどは
修正していかなければいけませんが、
周囲から個性と呼ばれるような癖もあります。
そういう癖は気に入ろうが気に入らまいが、
これまでの人生の文脈と感性や価値観の影響が
とても大きいので、活かす方向で舵を切ります。

<7.型を崩して再構築する。>
ここまでで一つの完成を見るということは、
また手放すときです。
じぶんをここまで成長させてくれた型を手放し、
崩し、分解し、再構築するときです。
この段階にまで到達した場合、
あとはどれだけ脱皮を繰り返すことができるかです。
手に入れたものを手放すのは勇気が入りますが、
執着が終着となり、先がなくなります。
次の、まだ先の駅に進むには、
じぶんにとって大事なものほど手放さなければいけません。

・・・と、偉そうなことを書いてしまいましたが、
ぼくの人生経験上、これが成長の階段の
一つの典型的なモデルではないかと思われます。
お役に立ちましたらこれ幸いと。

イデトモタカ(2016年4月4日)