<3年計画。>

つまらない漫画だと思っても、
だからといってぼくには漫画はかけない。
まして、おもしろい漫画なんて。
ぜんぜんわかってないと思う映画でも、
それは違うだろうというアートでも、
ぼくは評価するだけで、
どんな駄作だって生み出しはしない。

なにもしなければ、
人から評価されることもなく、
じぶんの評価を知ることもない。

仕事というのは、なにかすることだ。
どんな仕事であれ、なにかしている。
それはどういうかたちであれ評価される。
人から評価され、じぶんの評価を知る。

気に食わないときもある。
理解されないときもある。
うまくできなくて悔しくなったり、
駄目なことをわかっていても、
そうせざるをえないこともあったりする。

でも評価を勝ち取ることでしか、
進んでいけないことも多い。
ほんとうは評価のない場所で
好き勝手やりたいだけだったとしても、
完全に逃れるのはむずかしい。
物理的にも、精神的にも。

むしろどうだろう、
積極的に評価される舞台に立ち、
人目にさらされて、ぼこぼこにされて、
それでもまだその舞台に立ってやろうという、
そういう生きかたを選んでみるのは。

あなたのプライドは傷つくかもしれない。
じぶんの能力のなさにがっかりするかもしれない。
でもきょうがスタートでいいじゃない。
ぼくの尊敬する人がいっていた。

一流のプロとおまえの差は1000くらいある。
おまえはまだゼロだ。
でもきょう、なにかすれば1になる。
あしたも近づく努力をすれば2になる。
そうやって積み上げていくことができたなら、
3年後には1000になる。

実際には、こんな簡単な話ではないかもしれない。
でも、そう思うことは決して間違いではない。
3年後にはその一流人は2000になっていたとしても、
あなたは絶対に届かないほどの存在だったはずの、
3年前の彼(彼女)には近づいているかもしれない。

評価されることを恐れるな。
罵倒されたって、馬鹿にされたって、
あなたは舞台に立っているのだ。
客席にまわるのは、もっとあとでいいじゃない。

なにをしたっていいのなら、好きにすればいいと思う。

イデトモタカ(2016年5月12日)