<自信喪失ラブ。>

じぶんには才能があると思っている人は、
まだなにもしていない人だ。

ということばがあります。
悲しいかな、実感を伴っていて、
忘れない好きな金言です。

ぼくは文章については
昔からなんとなくそこそこ書けたのですが、
中長編の物語となると、
もちろん取り組んだことなどないわけでして、
それでも才能があるだろうと妄信していましたが、
いざ回を重ねるごとにその根拠のない信念は
ばりばり崩れていきました。

人と話していても、自信家には二種類いるぞ、
ということがわかります。
経験からくるじぶんへの信頼を土台にした人と、
まだ「それ」をやっていない人と。

いいえ、根拠のない自信で、いいんです。
そういうことを、傲慢だ、馬鹿だといって
否定しようというわけではなくて。
むしろ根拠のない自信はウェルカムです。
「ぼくは(わたしは)できる」と
理由なく思える人は、びっくりするような
力や強さをもっていたりします。

その上で、実際に「それ」をやってみて、
自信を失うこともまた、いいのだ、というわけです。
自信を失った、現実を知った、
じぶんの実力と向きあったということは、
偉大なる一歩なのです。
すべてはその一歩からはじまります。

根拠のない自信家はグッド。
トライして自信を失ったら、グレート。
そしてここからなのだと、次へ、次へと、
歩みをとめず進みだしたなら、エクセレントです。

イデトモタカ(2016年6月15日)