<相互選択。>

じぶんは「   」を選ぶわけですが、
その「   」側も実は、選びます。
「   」に入ることばはいろいろです。
具体的な人(人名)ということは
もちろんあるでしょうけれど、
芸術やスポーツ、あらゆる技能や仕事が
入る場合だってあるでしょう。

仮に「   」のなかに好きな人の名前を
入れたとしましょう。
あなたがその人を選ぶ自由と権利が
あるのと同じように、その人もまた、
あなたを選ぶ自由と権利をもっています。
権利というと偉そうですが、
こちらの自由にきかない部分は存在します。

「   」のなかは「お笑い」だって、
「テニス」だって「漫画」だって「ピアノ」だって、
なんだっていいわけですが、自由なのですが、
こちらが選んだように、向こうからも、
ぼくらは選ばれるのだということは、
これは、ぼくはあると思っています。

一致すれば、そんなにすてきなことはありませんが、
恋愛と同様に、必ずしも結ばれるわけではありません。
じぶんがどれだけ選び焦がれても、
選ばれないときは選ばれないものです。
そしてまた、諦めるのも、それでも諦めないのも、
ぼくらの自由です。

人の場合は一対一ですが、その他のものは違うだろう、
と思われるかもしれません。
確かに一対一というシンプルな関係ではありませんが、
万人が結ばれるわけではないという点では、同じです。

じぶんは選ばれたのか、選ばれなかったのか。
人でない対象の場合には、明確にはわかりません。
だからアプローチしつづけるしかないのです。
本当に好きなら、好意を寄せつづけるしか。

いつかだれかがあなたに、結ばれたんですね、
選ばれたんですね、おめでとうございますと、
言う日が来るかもしれません。
来ないかもしれません。
これだけは、だれにもわからないことです。

イデトモタカ(2016年7月14日)