<ありえない数字。>

5分とか、5%とか、
「ありえそうな数字」を目標にすると、
新たな「工夫」というものが生まれます。
これは、すごく、いいことです。
ふだん何気なくしていることへの挑戦。
マンネリ化していることへのメス入れ。
どんなことでも、工夫の余地はあるものです。

しかし、とはいえ「工夫」なんだよね、
ということが、今回のテーマになります。
「ありえそうな数字」が生みだす結果は、
あくまでも工夫の域を出ないのです。
だから、あえて、
ふだん何気なくしていることに、
マンネリ化していることに対して、
「ありえない数字」を目標に掲げてみましょう。
例えば、こんな感じです。

「米山さん、この仕事、いつも60分くらいかかってるよね?」
「そうですね。」
「それ、来週から15分でやってね♪」

・・・・いや、ありえないだろ。(by 米山さん心の声)
はい、米山さん、大ピンチです。

今まで60分かかっていたことを、
55分、50分にするくらいまでは、
おそらく「工夫」しだいでなんとかなります。

けれど、それが15分となると、
どこをどう「工夫」しても、間違いなく無理でしょう。
工夫のレベルじゃいけない、じゃあ、どうするか?
答えはひとつ。

「革命」を起こす。

これしかありません。
「ふつう」のままじゃ、越えられない壁です。
いままでの方法では、越えられない壁だとわかったのなら、
もう通常の「越える」ということから意識を逸らして、
結果として「越えた」と同じ状況になるように、
根本的なものを破壊しなければいけません。
そしてこのとき、いちばん壊すのがムツカシイのが、
既存のシステムではなく、じぶんの頭のなかの限界、
なのだと思うのです。

きっと米山さんも、あらゆる角度から、視点から、
ゴールを分解して、逆算して、アイデアをひねり出すはずです。
その結果、60分を30分にしかできなかったとしても、
充分じゃないですか。
半分じゃないですか。
この結果はきっと、工夫では導き出せなかったもののはずです。
つまり、革命です。

たまには、現状からは「ありえない数字」を目標にしてみる。
そうすればきっと、まったく新しいアイデアが、
思いつくきっかけになると思います。
そういうのって、たのしいです。

イデトモタカ(2009年5月1日)