<たまもの。>

ついつい何度でも、ひいきして
聴いてしまう曲っていうのがあります。
iPodでシャッフル設定にしていても、
その曲をぐいぐい探してしまうような、
そんな曲が、そのときどきで、あります。
ここのところは、東京事変さんの
『メトロ』という曲がそうかなぁ。
少しまえまでは『愛妻家の朝食』でした。
その世界観にひたっていたいと、
無意識がもとめている感じです。

音楽だけじゃなく、
絵画でも、映画でも、人でも、
「うったえてるなにか」をおいといて、
かかわっていたい存在ってあります。
失礼な話なのかもしれませんけどね、
誰かといてて、その人が話してる「なにか」の内容は、
もう、なんでもよくて、
ただただその世界が好き、っての。
少しまえの、「彼女の質感。」と同じようなもので。
そして、そういう存在って、
もう関係性としては「最強」なんじゃないかしらん、
と思うです。

マンガでも、小説でも、映画でも、
音楽でも、友だちでも、
内容問わず「好き」って、
勝ち目ないんですよね。
けれど、あるんですよね。
実は、そういう存在を、ぼくは
こっそりと、目指していたりします。
ぼくの記事、じぶんで書いてても思うけど、
そりゃぁそうとうにおもしろい日もあれば、
もうぜんぜんダメダメな日もあります。
それでも、内容関係なく「好き」って
思われるまで文章力というか、
世界観というか、そういう「測れないもの」を
磨き上げていければ、それはもう、
「理由はわからないけど」の無二の世界へ
いけるんじゃないか、と思ってたりします。
けれど得てして、そこまで到達した人ってのは、
内容も、やっぱりそうとうにいいんですけどね。
きっと、「見えない努力の成果」が、
そのなかにはたっぷりふくまれていて、
そのみずみずしさというか、豊かさのようなものに、
ぼくはひかれているんじゃないかなぁ。
いやぁ、そうかもしれません。

イデトモタカ(2010年11月2日)