<ついつい云いたくなる。>

ぼくはいま、ある「クセ」を注意深くみています。
ぼくのだけじゃないですよ、みんなのもです。
おそらく、ほぼみんながもってる「クセ」です。
もし、大人なのにもっていない人がいたら、
その人はたぶん意識してその「クセ」を
隠していると思います。

なんだか話が大げさになってきちゃいましたけど、
その「クセ」っていうのはなにかというと、
「答えをいいたくなる」ことです。
「おれ、それ、知ってるぞ」と、ついつい云いたくなる。
別に、わるいことじゃないんですよ。
ただ、気になって、観察してるんです。

「あ、そのくつ××××だよね。」
「その時計は××××ですか、いいですね。」
「他には××××って方法もありますね。」
「××××は、××××ともいうんですよ。」

いや、ほんとに、いいんですよ。
ただ、最近じぶんにね、ちょっと言いきかせてるんです。

いまおれが云いたいその答えは、相手が聞きたい話なのか、と。

ふだんの会話でも、ツイッターでも、
「頭をよさそうにみせる競争」みたいなところがある気がします。
ぼくもけっこう、そういうフシがあるので、
それはほんとに気をつけないとなぁと反省しています。
いま冷静に考えてみると、
頭がよさそうに見えて、「いいこと」って、
実はそんなに多くないと思うんです。
それよりも、一緒にいておもしろかったり、
こころがやわらかくなったり、ユーモアがあったりする方が、
また声がかかる人なんじゃないかなぁ。

「知ってます」ということの証拠に、
「答え」をいうことはあるのでしょうが、
必要以上に、求められている以上に、
「答え」を知っていることについて
一生懸命にならなくても、いいんじゃないと思います。
聞かれれば、答えればいいだけで、さ。

イデトモタカ(2011年5月8日)