no.29 『1分間マネジャー』 著:K.ブランチャード(1) cart

一 節

気分のよい部下は、よい成果を生む。

感想文

プロフェッショナルというものに憧れて、
じぶんの専門技術を磨くことばかりに
集中してきたのですけれど、
数ヶ月前から仕事が多少忙しくなってきたこともあり、
ずっと仲の良かったともだちに声をかけ、
長期的に一緒にやっていくことを前提に
いろんなことのお手伝いをしてもらうことになりました。
そうすると、これまで全く興味もなければ学んでもいない、
「チームで成果を出す」という、
いわばマネジメントのスキルが求められるようになりました。

雇用だけに限らず、健全な関係というものは
常に互いがフェアである、
ということに尽きるとぼくは思っています。
理想論かもしれませんが、どちらの側も
「嫌なら断れる」という土台の上に
成り立っている関係でなければ、
かならずいつか歪みが生まれます。
だからこそ、互いにそう言えるように
高め合うことが重要なのではないかしらんと。

チームで成果を出すということは、
つまり誰かに何かを「頼む」ということであり、
助けてくれた誰かを「褒める」ということであり、
迷惑をかけた誰かを「叱る」ということです。
そうすることで、一人では出せない結果を出し、
一人では得られないものをそれぞれが得て、
みんながハッピーになることを目指すということだと
今のぼくは理解しています。

そのヒントが得られればと読んだ一冊の本のなかに、
「気分のよい部下は、よい成果を生む」
と書いてありました。
ぼくには、それが大事なことの「ぜんぶ」じゃないかと
直感的に思われて、もう本を読むのはやめにしました。
きっと他にも大切なことがたくさん載っているのでしょうが、
とりあえずぼくはこの一節だけは絶対に忘れないように
いつまでも憶えておこうと決めました。

気分のよい親は、よい子どもを育てる。
気分のよい子どもは、よい行いをする。
気分のより恋人は、よい関係を目指す。
気分のよい会議は、よい結論を求める。
気分のよい場は、よいものを生み出す。
気分のよい日は、よいことを想像する。

それを、いかに提供できるか。
それを、いかにつくり出せるかということが、
突き詰めていけば「マネジメント」というものでないのかと
ぼくには思われるのでした。
いや、ぜんぜん違う、おまえはマネジメントというものを
まったくわかっていないと言われれば、
きっとそのとおりなのでしょうけれど、
今のところぼくもぼくのそのともだちも、
そして他の関わっているパートナーの方々も、
ひじょうに気分がよさそうですので、
これでいいんじゃないかと思っています。

たのしく、結果が出ているのであれば、
無理にむつかしく考えることも、厳しくすることも
ないはずですから。
ずっと、みんなで気分よくいきたいと思います。

イデトモタカ(2013年12月20日)

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