no.42 『ZERO to ONE』 著:ピーター・ティール(1) cart

一 節

ビジネスに同じ瞬間は二度とない。
次のビル・ゲイツがオペレーティング・システムを
開発することはない。
次のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが
検索エンジンを作ることもないはずだ。
次のマーク・ザッカーバーグが
ソーシャル・ネットワークを築くこともないだろう。
彼らをコピーしているようなら、
君は彼らから何も学んでいないことになる。

感想文

天才や成功には扉が必要だ。
まだ開いていない扉にしか、鍵は必要ない。

天才とは、扉を開ける存在だ。
扉の前に立ち、そして鍵があることを信じる。

トーマス・エジソンは電球を発明する際に、
扉の前に立ち、この扉が開けば世界が変わると核心する。
そしてこれかという鍵を差し込みまくった。
10000種類。
そして扉が開いたのだ。

天才とは凡人だ。
そうでなければ、この世界は救われない。
凡人の人生は救われない。

まだ開いていない扉。
次の時代へと誘う扉を開いた凡人。
それを世間は天才と呼ぶ。

冒頭の彼らはみんな凡人だ。
けれど、ぼくらを次の時代へと導いた。
新しい世界の扉を確実に開いた。
そして彼らは天才になった。

彼らの真似をしても、おなじことをしても、
おなじことをもっとうまくやっても、
きっと天才にはなれない。
人々も、世界も、既に開かれた扉の新しい鍵など
必要も興味もないのだから。

みんなが天才になる義務はない。
けれど、だれしも最期の日まで
じぶんの人生の次の扉と向き合いつづける。
たった一人、じぶんだけの扉だとしても
扉は扉。
開けば、新しい世界が待っている。

ぜひこじ開けてほしい。
いつかの、あなたと変わらぬ凡人とおなじように
これでもない、あれでもないと
鍵を差し込みまくるのだ。
10000回でも、開くまで。

たいていの壁は、よくみると扉なのだ。
鍵があれば開く。
宝の地図のように、鍵の存在を信じつづける馬鹿が
やがて世界を変える天才になる。

イデトモタカ(2014年10月30日)

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