ESSAY
初凱旋。
2023-03-27
今日は、出版してから初めて、大阪(梅田)に行きました。市内に住んでいたときには良く行っていた6ヶ所の本屋をめぐったのですが、どの書店も本を置いてくれていて、少し驚きました。しかも半分の3店舗は、平置きや面置きで、複数冊在庫がありました。いやはや、ありがたいこって。
身近な周囲の反応という意味では、みんな人生に忙しいのは承知しているのですが、けっこう本を読まない(読むのが遅い)ことにも、ちょっと驚いています。内容は濃い自信がありますが、難しい表現や構造にはなっていないので、(理解はともかく)読むだけなら2、3時間で読破できるほどのボリュームのはずです。
それでも、「買ったよ!」「届いたよ!」と連絡をくれた大半が、まだ読めていない、読んでいる途中、という状況で、正直に「あ、そうなんだ」と思いました。優先順位の問題が一番でしょうが、みんな、本って、僕の感覚ほどあまり得意でも身近でもないのかもしれないなと。
本を読むことを、なにも手放しに称賛しているわけでもないし、本を読まない人のことを、無論馬鹿にしているわけでもありません。ただ、感覚のずれは至るところにあるものの、なかなか本人が自覚するのは難しいものですから、今回それが自覚されて、新鮮だったというただの感想です。
本屋で言えば、仕方がないけれど気になったのは、基本的に「独立・開業」の棚に置かれていること。もちろん大分類は「ビジネス」の。フリーランサーのサバイバル術を著しているわけですから、言われてみれば「独立・開業」なのかもしれませんが、なんとなく腑に落ちない気もします。Amazonでの小カテゴリーも「中小企業経営」で、「そうなのか……な?」と著者である僕もふと考えてしまいます。では、どこの棚なら満足なのだと問われても、即答できないわけですが。
新刊は、大体3週間くらいがスタートダッシュ期間でフューチャーされ、それ以降は売れ行きに応じて棚が減ったり返品されていくそうです。いやはや、ボーナス期間はあと1週間。どうなることやらわかりませんが、一冊でも多く、必要な人の目にとまり、届けばいいなと願ってやまない。
では、また書きます。
たくさん本屋に行ったために、積ん読本がまたえらく増えてしまった。
NEWS LETTER
イデトモタカの言葉の再定義
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辞書は「自分用」にはできていません。辞書を引けば言葉の一般的な意味はわかります。けれど、実際に「使える道具」として、新たな価値を生み出すためには、その言葉を磨き再定義する必要があります。ここでは僕が使いやすいように解釈、咀嚼し、再定義した言葉を紹介していきます。
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イデ トモタカ Ide Tomotaka
著述家、コピーライター
大学在学中からビジネスを行い、一度も就職することなくコピーライターとして独立。DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)の世界に没頭し、26歳のとき広告費10万円で7億円を売り上げる。現在は大企業を中心にインターナル・メッセージの制作、教育プログラムの開発を担う。UXを動画や身近な事例で解説する専門メディア「UXジャーナル」のメイン編集を務める。2010年、Numero TOKYO×Loewe「ロエベ・レザースタイリングコンテスト」男子部門優勝。株式会社letter 代表取締役。2023年3月、ぱる出版より『フリーランスで「超」成果を上げる プロジェクトワーカーとしての働き方』を上梓。
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