ESSAY

2020-06-05

リズミカルに。

バイオリズムというものがあるでしょう。一時期、流行のようによく耳にしたけれど、とにかく、人にはリズムがあって、それはほんとうのこと。地球に、宇宙に、リズムがあるのだから、あって当然といえば当然で。でもぼくらはよく忘れてしまう。毎日ベストを出せると信じている。それが不幸だったりして。

いいときもある。あんまりよくないときもある。パフォーマンスを発揮できるときも、うまくできないときもある。ある程度は仕方がない。リズムとはそういうものなのだから。ツイッターでどこかの社長が、学生からの質問に答えていた。学生が「(仕事の)やる気の出ないときは、どうするんですか?」と訊いたら、その人は「やる気が出ないままやる」と答えてたっけ。

毎日あたりまえに、自動的に、ごはんが出てくる家ではないのなら、多かれ少なかれ仕事をする必要がある。それは大昔から変わっていなくて、動物だって食べるためにやることがある。でもきっと、あんまりやる気が出ないときもある。とびきりうまくいくときもあれば、うまくいかないときもある。リズムなのだから。

ぼくは今日はちょっとのんびりしている。昔ならそれが許せなかったと思う。そんなじぶんを「だめだ」と否定して、傷つけていたはずだ。でもいまは少し違う。そんなリムズの日もある、と少しだけ思える。それは同時に、がんばっている日を知っているからでもある。

いい感じの日もあれば、あんまりいい感じじゃない日もある。そういう毎日のなかでも、ぼくが「カシミア」を書きつづけるように、あなたもあなたらしいことを、ゆるくつづけていけばいいのだ。波を待つ人のように。波にゆられるクラゲのように。

では、また書きます。
暑くなってきたのも、この国のリズムの変化だ。

イデトモタカ