ESSAY

2019-12-15

次の十年の。

バケットリストを知っていますか。バケツリストともいいます。バケツとはあのバケツです。英語には「キック・ザ・バケット(バケツ)」という慣用句があるそうで、直訳すると「バケツを蹴る」ということですが、どうやら首吊り自殺を連想させることばのようで(最期に足場のバケツを蹴ることから)、死ぬことを意味します。バケットリストとは、死ぬまでのリスト。つまり、死ぬまでにやりたいことのリストのことです。

バケットリストということばを意識することなく、ぼくもこれまで「達成したいことリスト」などはつくっていました。たぶんあなたも、いたずらに書いたことはあるのではないかと思います。でもふと、来年は新しい十年の始まりの年ですから、次の十年で達成したいことを書くか、と思い立ちました。バケットリストはパソコンでも、メモ帳でも、ノートでも、好きに書けばいいのですが、ぼくはかたちから入るたちなので、専用のノートを買いました(紺色にしました)。

やりたいこと、達成したいことを100個書く。ただそれだけのことなのですが、どういうわけか、歳をとるごとに、やりたいこと、達成したいことが減っているようにも感じます。それだけ満たされていたり、幸せだったりもするのかもしれませんし、実際、昔に書いたリストのやりたいこと、達成したいことの、大半はすでに叶っています。だから次の100個は、これまでの100個よりも難易度が高いです。でもだからこそ、書く意味はあるのかなと。

絞り出すように書いたことが、ほんとうにやりたいことなのか、というと、やや疑問もありますけれど、それでも100個、書いてみるのはいいんじゃないかと思います。それで少しでも毎日の時間のつかいかた、お金のつかいかた、ことばのつかいかた、こころのつかいかたが変わるのだとすれば、儲けものではないですか。ぼくも100個書き出すのには、相当苦労しそうな予感があります。年末年始はバケットリストを完成させるための時間にするのもいいなと思っておりまして。

次の10年で達成したいこと。あなたにもきっとあるでしょう。もし書いていないなら、書いてみませんか。書くことだって、立派な一歩です。書くことだって、立派な行動ですから。忙しいけれど退屈なら、なおのこと。

では、また書きます。
叶ったことは、またご報告しますねい。

イデトモタカ