ESSAY
2011-08-11
二度目の人生。
人生をね、やりなおしたいと考えてみたこと、だれしもないわけじゃぁないと思うのです。もしあの頃に戻れたら、(もっと)こうしようとさ。「後悔」みたいな積極的な感情ではなく、こういう生き方もできただろうなぁなんていう、「無念」にちかい余ったエネルギーがね、あるんじゃないかと思うのです。
で、もし、いま、過去に戻れるとしたら、どうですか。面倒くさいって人もいれば、そんな大チャンスをムダにはすまい、という方々もいらっしゃることでしょう。
いまが、実は、そうなんです。
……という、感じで、生きてみましょうか。なんてことを、きょうはふと考えていました。つまりこういうことです。
設定はシンプルです。
いまから10年後、あなたは深く考えていました。じぶんの人生に、後悔……は、ない。必死とはいわなくとも、それなりにやってきた。でも、もしいま10年前に戻れたら、もっとちがう「いま」だったにちがいない。それはやっぱり、ちょっと、うらやましい。いまさら遅いけど、できることなら、そういう人生が、よかったなぁ。と、そう思っていました。
あなたのそんな考えを、たまたま知った神様は、あなたにチャンスをくれました。「いいでしょう。10年前に戻してあげます。もう一度だけ、チャンスをあげます。」それが、いまのあなただとしたら、どうですか? なに、しますか?
10年後のじぶんが、過去をやりなおすために、いま生きてるとすれば、どんなきょうを過すだろうか。
そんなことを、考えていました。そしてその答えは、いまのじぶんの行動とは、もう少しちがってくると思ったのです。だからぼくは、そうしようと思いました。
大切なことを大切に、そういうことになると思います。
イデトモタカ