ESSAY

2011-10-05

多忙にこそ祈り。

だれから聞いた話だったかな、ある国ではね、毎日お祈りをするのだそうです。一日のはじまりに、お昼に、夜眠る前に、お祈りをするのだそうです。ある別の国の人が、その国の人に訊きました。

「すごく忙しい日でも、お祈りはするんですか?」

ものすごくバタバタしていて、朝から夜までやることがいっぱいいっぱいあって、もうこれは1秒だって無駄にできないぞ、という日でも、やっぱりお祈りはするんですか?と。すると、その国の人はこう答えました。

「そういう日は、いつもより多くお祈りをします」

省略したり、やならかったりするわけじゃなく、むしろお祈りの回数や時間を増やすのだそうです。ぼくは、少し考えて、なるほどと思いました。

日々の活動のパフォーマンスというのは、その時々の「こころの状態」と密接につながっています。つまり、最高のパフォーマンスを発揮しようと思えば、こころが最高の状態でなければいけません。こころが最悪の状態のときに、最高の行動やパフォーマンスは、きっと発揮できないです。

すごく忙しい日、やることがいっぱいある時というのは、こころが安定を欠いたり、ふわふわ軸を失ったりしがちです。焦ってしまって、小さなミスが増えてしまったり、少しパニックになってしまうこともあるかもしれません。だからこそ、祈る時間、こころを落ち着けて、真ん中に戻す時間を、いつもよりも多くとる、というのは、とても大切なことだと思います。

けれど、なんというか、それをほんとにできるのは、すごいなぁと感心します。わかってても、一分一秒が求められているときに、たとえば10分間深呼吸をすることは、その後一時間分の価値があったとしても、なかなかできることではありません。ぼくは、それができる人になりたいなぁと思いました。それが、むしろほめられるチームが、いいなぁと思います。

忙しい、忙しい、時間がない、時間がない、そんなときは、ゆっくり、深呼吸してみましょ。きっとね、一回やってみると、もう恐くないですから。このお話が、いつかあなたの勇気になりますようにっ。

イデトモタカ