ESSAY

2011-11-22

「愛してる」の響き。

ことばっていうのはおもしろくて、文字にすれば詩になって、口にすれば歌になります。

たとえば「愛してる」ということばは、文字にすれば、それは一行の短い詩として相手に伝わり、口にすれば、そこにメロディーが生まれて、歌として相手に伝わります。

ここで、共通して大切なことは、ことばのリズムだといえるかもしれません。詩にしても、歌にしても、リズムはとても重要で、全体の印象を決める間接的な要因になりえます。なのでぼくは、じぶんの書くことばでは、そのリズムについてよく考えます。そしてこのリズムが定着すると、内容はおなじようなことだとしても、その人らしさが生まれるのだと思うのです。

そしてさらに詩の場合、ビジュアルもことばに乗って伝わります。直筆なら、その筆跡から、縦書き、横書き、行間、そのすべてが、ことばに影響を与えます。

あるいは、口にした場合だと、そのメロディーの響きというものが、もしかしたらことば以上に、相手に想いを伝えます。

「愛してる」の響きだけで、強くなれる気がしたよ。

この一節のあたたかさと切なさは、すごいなぁと思います。BGMで流れてきたので、ふと、そんなことを感じました。

嫌い、も響きによって、愛おしくなるんだなぁ。

イデトモタカ