ESSAY

2011-12-19

達成しなくても。

さいきんあらためて、「目標を掲げる」というのは、大切なことだなぁと思うのです。正直ぼくは、あまり目標を掲げずにこれまで生きてきて、ここまでテクテク来ました。稀にヘタなりに目標を立てたとしても、それをスケジュールに落とし込む、ということはたいそう苦手なのでした。

けれど今年、あるお師匠さんに「目標は達成しなくてもいいんだよ。目標を立てたことによって、毎日の行動に変化が起きたなら、その時点で大成功なんだ。」というようなことばをいただいて、ずいぶんとぼくの気もちと、目標に対するアレルギーはやわらぎました。

よくよく考えてみると、ぼくが目標を立てなかった理由というのは、じぶんの「無価値観」に直面するのをこわがって避けていたのでした。

また達成できなかった。スケジュールがもう、くるっちゃってる。そういう気もちになるのが嫌で、そういうじぶんを見るのが嫌で、いつからかぼくは目標そのものを、「嫌いなもの」として、ネガティブなものとして人生から追い出してました。

でも、です。達成しなくてもいいと思ったら、とたんに「目標」がほしくなってきました。つづかなくてもね、いいんです。達成されなくても、まぁ、それはそれです。重要なのは、人生を、じぶんを、もっとよくしたいという気もちで、それに対してポジティブな行動を起こすことなのだと思うのです。

さらにいうと、ダイエットでも、英語の習得でも、早起きでも、そういう目標を立てて、ぜんぜんうまくいかなかったとしても、それは「あなた」がわるいのではなく、おそらくね、「仕組み」がわるいのです。

だからね、そういうときは、どうしてわたしはこうダメなんだー。って思うのではなくね、どうしたらわたしでも起きられるようなハッピーな仕組みがつくれるだろうっ? と、ゲームみたいに考えるようにしてみると、痛くないしね、たのしいですよ。そしてほんとにさ、そうだとぼくは思うのです。

イデトモタカ