ESSAY

2012-01-27

なんかちょっとたぶん。

ことばを発する前置きの「なんか」や、文章を書いてるときの「ちょっと」や、「少し」「たぶん」「おそらく」といった、あいまい表現というか、にごし演出というか、そういった事前に逃げ道をつくっておく癖をゆっくりとでもなくしていきたいなぁと思ってます。ぼくは特に口調を弱めることばを使う頻度が、高いしふえてきている気がするのでね。それが「ぼくらしさ」であってもいいのだけれど、衝突を避けるために使うのは、ちがうなぁと。それこそ、素直じゃないと思うのです。

いろんな人がいて、いろんな受けとり方がある。そのことを考慮しながら文章を書いてきたからこそ、「媚びる」のとは逆のアプローチとして、無意識に「反感を買わないように」していた気がします。でも、よくよく冷静になってみると、そんなに視線や反論を気にしてしまうんだったら、なにも書かなきゃいいのに、なんですよね。

インターネットで買いものをするときに、レビューや星の数は気になります。だれしも「損したくない」という気持ちから、それらを参照してしまうのでしょう。けれどもぼくは、損してもいいんじゃない、と思います。痛い目をみて、わかることばっかりです、この世界。

おなじように、だれしも「嫌われたくない」という思いから、曖昧にいったり、衝突を避けたりするわけですが、ぼくは、嫌われてもいいんじゃない、と思います。それよりも、素直の想ったことを発信して、ときには痛い目もみることで、きっと、もっとたくさんのことがわかるんじゃないかなぁ。

じぶんはかわいいから、過保護にしたくなりますが、かわいいからこそ、ぼくは旅をさせたいと思います。

イデトモタカ