ESSAY

2012-02-20

また/らしくない。

楽天の三木谷さんは、なにかいいことがあったときに「また」というのがクセだそうです。

「おっ、また晴れてる」
「やった、また青信号だ」
「この前またいいことあってさ」

はじめてのことでも、めずらしいことでも、なんでもかんでもいいことには「また」をつけるんだそうです。これ、ポジティブですっごくいいなぁとぼくも真似させてもらっています。「またすてきな人と出会ったの」なんて、そういえばぼくの周りの人たちもよくいってるような気がします。「また月がきれい」っていうのも、いいよね。そのことばを口にするだけで、ぼくなんてちょっと口角が上がっちゃいます。

逆に、あまりよくないことがあったときには、「らしくない」というそうです。

「どうしたの、君らしくない」
「こんなことするなんて、おれらしくない」

これも、やっぱりいい習慣だと思います。「らしくない」ということは、それ以上の「らしい」じぶん像が、あるいは相手像が、あるわけですもんね。

けれど一般的には、この「また」や「らしくない」は反対のつかい方をされているような気がします。「また赤信号だ」「また電車いっちゃった」「また怒られた」「そんなにお洒落して、君らしくないじゃん」これは、ちょっとイメージとしてはネガティブです。でも、気をつけてないと、ついついそういいそうにもなっちゃいます。

「また」と「らしくない」、この二つのことばをつかう場所を変えるだけでも、ぼくは毎日がうんとたのしくなるんじゃないかと思います。ほんとに、おすすめですよー。

イデトモタカ