ESSAY

2012-05-29

目標と期待の狭間。

目標をもつことは、いいことだ。と、よくいわれます。そしてぼくも、そうだと思います。目標をもつことは、うん、いいことだ。

目標をもつと、「変える」ということがたのしくなります。ぼくら人は「変える」ということが、あまり得意ではないし、あまり好きではないものです。

民族的なものからなのか、動物的なものからなのか、「変化」は「こわいこと」だと思ってしまうところがあります。

けれど、目標をもつと、「変える」ということが、たのしみになります。変える恐怖に、近づく(叶う)よろこびが勝つのです。さかさまのことをいえば、変える恐怖に、近づく(叶う)よろこびが負けてしまうのであれば、もとよりその目標は成就しないのでした。

そういう意味では、いまのまま生活を変えなくても、自然と叶ってしまうレベルの目標は、目標としては少し低いような気がします。目標の価値は、いまの生活がもっとよい方向に変わる、ということにあると思っているからです。

最後に、目標を持つと、人は積極的で、ポジティブになるものですが、もし、あなたが目標をもったのに、逆に不安になったり、ストレスを感じたり、そういうネガティブな状態にこころがなるなら、それは「目標」としていたものが、いつの間にか「期待」に変ってしまっている、ということになります。そのあたりだけ、注意です。

イデトモタカ