ESSAY

2012-07-21

「食」を中心に生きずして。

きょう知り合いのブログで、不妊症の人が増えていて、しかもその原因の半分は男性にあるという記事を読みました。

あるお医者さんが、不妊治療に来ていない健康な男性60人(平均年齢21歳)の精子を調べたところ、なんと正常だったのは2人しかいなかったそうです。つまり、その他の58人の精子は、なんらかのかたちで奇形だったのだと。

正常じゃないと判断された男性たちのふだんの食生活を調査したところ、8割の人がカップ麺とハンバーガーを常食していたそうです。

ぼくはこの文章を読んで、生物として「食」を中心に生きずに、なにを中心に生きるのか、ということをあらためて考えました。

ぼく自身ものすごく食にこだわっているのかと訊かれれば、そういうわけでもありません。食べ過ぎないことに注意して、マーガリンとショートニングの含まれているものは可能な限り摂らない。砂糖も不必要に摂らない。ファストフードは控えて、できるだけオーガニックなものを選ぶ。それくらいなもんです。

料理がまったくできず、外食ばかりなのですが、それゆえ安くテキトウに済ませてしまおうという意識が働きそうになりがちです。けれど、よくよく考えてみると順番が逆なのでした。食費を節約してなににまわすのかといえば、本や服や嗜好品や遊びなのですが、本や服や嗜好品や遊びを我慢してでも、「食」に気をつかうほうが本来的なのでした。

ぼくらは知識や経験以上に、食べたものでできています。

腐るものを腐るまえに食べる。生きるってのは生なのよ。

イデトモタカ