ESSAY

2013-03-19

余計なことをしない。

余計なことをしない。ことばにしてみると、文字にしてみると、なんだか消極的な感じがしますけれど、余計なことをしない、これがいろいろなことを考えた結果の、「明るい話をする」につづく、ぼくのスローガンになりました。

口はわざわいのもと、過ぎたるは及ばざるが如し、腹八分目、たいていの「よくないこと」は、なにかが「余計」であることから生まれているもののように感じます。

そんなことは、到底できないのでしょうけれど、

余計なものを食べない
余計な勉強をしない
余計な本を読まない
余計な話をしない
余計なことを言わない
余計なことをしない

といったことが叶ったなら、人生は、どれだけよくなるだろうかと思います。「なにかをしろ」というのではないのです。だから、誰にでもできることなのです。けれどこれがむつかしいものだから、多くの人が困ってしまっているのだと思います。

アートや、音楽や、高級腕時計や、ペットといった、ただ「生きる(生存する)」ためだけには余計なものに見えるものというのは、余計なものではないのです。それらは、むしろ「ない」とつまらないものです。では、どういうものが「余計なもの」なのかといえば……その答えはぼくがいうまでもなく、おのおのじぶんにとっての「それ」でございます。

余計なことをしない。そうするためには、じぶんの人生、一日二十四時間を、もう一度見直すところから始まります。余計なことは、二十五時間目にするものです。

イデトモタカ