ESSAY

2014-01-16

遅くはない決断。

人のことはわからない。会ったばかりでは、どんな人なのか、どんな性格なのか、どんな癖があるのか、どんなことを考えているのかは、わからない。

だからといってはじめから、じぶんでじぶんのことを守るため、騙されないぞ、足をすくわれないぞと防御線を引いてしまっていたら、大きなチャンスを逃してしまうことになる。

信じて、信じて、信じたあとに、騙されてしまった、では遅いかもしれないけれど、疑って、疑って、疑ったあとではもう、信じても深い関係を築くことは難しいかもしれない。

人のことはわからない。だからはじめて会った人に対しては、防御線を引いて接することが、賢いことのように思えたりもするけれど、でもほんとうは、まずは信じて、まずは腹を割って、それから、その後の言動からより近づいていくのか、防御線を引くのかを決めても、きっと遅すぎはしないのだ。

信じて、信じて、信じたあとに、騙されてしまってはいけないけれど、信じて、信じて、騙される前に、まだ信じるのか、防御線を引くのかを、決めても遅くはないという生きかたができたなら、可能性はずっと広がっていく。

一生涯のともだちも、共に壁をこえる相棒も、永遠のパートナーも、価値観を変える師匠も、はじめて会うときは、当然知らない人なのだ。どんな性格なのか、どんな癖があるのか、どんなことを考えているのかは、わからない。

だからこそむしろ、はじめから、あけっぴろげに、腹を割って付き合ってみる。防御線を引くのは、それからだって遅くない。

すべては人が運んでくる。出会いの大切さを、大切に。

イデトモタカ