ESSAY

22014-04-13

超人間というもの。

動物の価値観の、一つ上に人間がいる。少なくとも人間は、そう考えている。では多くの人間の価値観を超えたところにいる人間は、もはや人間ではないということになる。人間が動物と呼ばれないように、そういった人間も、人間とは呼びにくい。だから超人間と呼ぶことにする。

動物は種の保存の法則に則って、人生の伴侶を選ぶといわれる。より強うそうな、環境に適応できそうな、生き残れそうな相手を探し求める。

人間は少し違う。お金をたくさん持っている。見た目が整っていてすごく良い。地位や権力を手にしている。そういうものに惹かれるのは、動物的だ。人間が人間らしいのは、もっとよくわからない部分に興味を持ってじぶんにしかわからないようなところに、どうしようもない魅力を感じて、相手を選ぶということをする。おそらく多くの動物が、選ばないだろう相手を選ぶ。

超人間はどうか。超人間は人間の持つ選択基準とも更に違う。見た目が好きだとか、笑顔が好きだとか、お金を持っているだとか、趣味が合うだとか、もちろんそういう面も気になりはするだろうけれど、なんというか「魂」が基準なのだと思う。

見た目も、肉体も、地位も、名誉も、関係ない。そういうことじゃなく、魂という一番見えないものを拠り所にして、場合によっては子孫を残せなかったとしても、その相手を選ぶ。おそらく超人間とは、そういうものだ。/p>

イデトモタカ