ESSAY

2014-08-30

親切のススメ。

あなたは親切ですか? 親切がなにをするにもナンバーワンで、大事なことなのだと、気がついたのです。けれどその親切は、ぼくがこれまでに漠然と考えていた親切とは少し違うものでした。

夜の海で遭難したとします。救助の船が来てくれているのがわかります。あなたは持っていたライトを点けて、じぶんの位置をみんなに知らせます。ここだ、ここにいる、助けてと。そして、あなたは助けられます。暗闇を照らす光のお陰で。

この話を聞いたら、ふつう、親切なのは助けに来てくれた船の方だと思うでしょう。真実には、そうなのかもしれません。けれど、ぼくはライトを点けてじぶんの居場所を知らせた、助けやすくしたあなたの行動こそが、大事な親切だったのだと思ったのです。その親切が実ったからこそ、助かったのだと。

つまり、ひとことでいえば「わかりにくさ」こそが、問題なのです。じぶんが相手に不親切なら、相手もやはり親切にはしてくれません。

あなたがどれだけ成功したい、チャンスがほしいと渇望していても、それがチャンスを与えられる側の人に光としてきちんと伝わらなければ与えようがないのです。「ここです!」とライトを点ける親切をあなたがしなければ、見つけられないのです。チャンスがほしいけれど、それをひた隠しにしているというのは、ぼくにはとても不親切なことに思えます。それでは、見つけようがありません。

誰よりも汗をかく、誰よりも真剣にやる、目を輝かせていつも、達成したい目標について語る。それがチャンスに対する親切なのだと思うのです。そうして周りが「そうか、あの人はチャンスがほしいんだ」「あの人は本当に成功したいんだ」「こうなりたいんだ」と親切を受け取ってはじめて、スタートなのだと思うのです。

不親切ではいけません。なにより、あなたが、あなたに対して、不親切ではいけないのです。

この世界には手を差し伸べてくれる人、応援してくれる人、協力してくれる人がいます。どういうわけだか、いるのです。じぶん一人の力だけでは、達成できないこともたくさんあります。だから、その人たちに親切にならねばいけません。真剣だと、本気だと、きちんと伝わるように。できればことば以上に、行動で伝わるように。

あなたは親切ですか?

イデトモタカ