ESSAY

2014-10-09

ワンダーウォール。

壁が現れたということは、ようやく核心に迫れたということだ。

それまでは、今まで生きてきたじぶんの延長線でやっているだけだ。成長への挑戦もない、革新への挑戦もない、できること、やれることの範囲で考え行動していただけなのだ。

壁が現れない挑戦は、挑戦のようで挑戦じゃない。できるかどうか知らなかっただけで、もともとできることだったのだ。それをじぶん自身で確認、発見しただけで、次のステージ、成長への挑戦とは呼べない。

壁が現れる。あなたは快く思わないかもしれない。せっかくうまくいっていたのに。せっかく順調だったのにと落ち込むかもしれない。がっかりするかもしれない。

けれど、それは違う。ようやく核心にまでとどいたのだ。ようやく超えるべきものの本体にまで手が触れたのだ。つまり、よろこぶべき瞬間なのだ。

壁がなんども現れることもあるだろう。そのときは、玉ねぎの皮のように、何度も何度も剥いていくしか方法がない。でもそうやって、ついに壁がなくなったとき、目的が達成され、中心にたどり着いたとき、あなたは誰も見なかったものを見る。そうやすやすと来られる場所ではないことは誰よりもあなたが知っている。

核心に迫るということは、そう簡単にできることじゃない。だからこそ、壁に出会ったときにはチャンスが来たと笑ってほしい。不敵な笑みで、超えてほしい。

壁をやぶり、中心から外を眺めたとき、あなたは違う人になる。

イデトモタカ