ESSAY

2015-01-04

夜更かしは。

家を買うだの、車を買うだの、あとは会社をやっている場合でも、必要な「借金」というものも、あります。けれど、両親がすこぶるクレジットカード嫌いの現金主義だったということもあって、やっぱり借金はないに越したことはない、というのが、ぼくの認識です。

事故的に借金をつくってしまったこともありますが、いまはみんな完済して、無借金生活をしております。ただインターネットショッピングが好きなので、クレジットカードでの支払いが多いのを、どう減らしていくかというのが、今年の課題です。

一番恐ろしいのは、気づかないうちの、気にならない程度の「借金体質」です。もう、習慣として、借金をしてしまう。こんな悪習には誰もじぶんから染まりたいと思っていなかったとしても、知らず知らず、気づかぬうちに、染まってしまっているというのは笑えないよくある話です。

年末年始は仕事も休みになりがちですし、ふだん離れて暮らしている親姉弟が集まることもあって、夜遅くまで話したり、みんなでテレビを観たり、さらには起きるべき時間もないので、ついつい朝遅夜遅生活にずれ込んでいきます。

けれど、よくよく考えてみれば、「夜更かしは明日への借金」ではないか、と思ったのです。夜更かしは、翌日の時間を借りて、いま消費しています。それが家や車のように、必要な消費かというと、たいていの場合はそうでもないので、まさに慾からきている借金です。

「夜更かし」という明日への借金は、雪だるま式になることもないですし、一発返済できるといえばできるものですから、なおさら認識のガードがゆるくなっているのも問題です。しかし、借金は借金なのです。ないに越したことはないのです。いまもっている範囲で、最大限に充実させる。もし足りないのなら、早く床につき、明日は早く始めるほかないのです。そしてそれは、想像以上にいいことに思われます。

じぶん自身を振り返り、夜更かしという借金をしてまで、ぼくは何をしているのかと観察しても、まあくだらないことにつかっておりますよ。

ぼくの机にはいろいろなことばが貼ってありますが、「夜更かしは明日への借金」というのも、追加しようかしらんね。

イデトモタカ