ESSAY

2015-10-04

冬がくる。

秋なのか、なんなのか、よくわからないうちに朝晩寒くなっていき、ああ、もう冬かなんて言うんでしょうね。

まだまだ若者の範疇ですから、なにもなければこの冬も、ぼくは生きて迎えるのでしょう。そして次の春に出会うのでしょう。

あなたにしたってそうなはずです。どれだけいまが大変でも、切迫した問題を抱えていても、悩んで悩んで苦しいと思っていても、それでも生きて冬を、次の春を迎えるでしょう。

ある人が言いました。「借金一億円背負ったって、毎月一万円ずつ返せばいいのよ」そうはいかないだろうと決めつけているのは、ぼくらの勝手な常識です。正解ではないのです。実際、そういう人もいるそうですしね。

あなたは思うかもしれません。生きていくのは楽じゃない。いまは良くても、この先何年、何十年と経ったとき、じぶんがどうなっているのか不安になる。誰しもそういう不幸を抱えているものです。

それでも、もうじき冬が来ます。冬が過ぎたら、春がきます。あなたも、ぼくも生きている限り、そうやって四季のめぐりのなかにいつづけます。

大丈夫です。根拠はないですが、大丈夫です。明るい方向を見つづけましょう。

イデトモタカ