ESSAY

2016-04-04

成長の階段。

1.型を理解する。
2.型を運用できるようになる。
3.速くできるようになる。
4.安定してできるようになる。
5.じぶんの癖を理解する。
6.じぶんの癖を強み(特徴)にできる。
7.型を崩して再構築する。

という「つぶやき」をしたところ、思いのほか反響がありましたので、それぞれについて解説を加えたいと思います。

<1.型を理解する。>
どんな世界やジャンルであれ、はじめはそこでのセオリーだったり、正解だったり、求めるもの、追求するもの、上手い下手の基準などすべてが曖昧です。この段階では、まず基礎をつうじて、なにが重要で、なにができるようになるよう励むのかを理解します。

<2.型を運用できるようになる。>
浅いレベルであれ、なるほどこういう世界かと型の先にあるものが理解できたなら、あとは修練あるのみです。特に運動性を伴うものは、繰り返せば繰り返すほど動きがなめらかになってきます。この段階では、ぎこちなかった型や基礎がつまることなくできるようになってきます。

<3.速くできるようになる。>
この段階ではまだできることが少なく、同じことばかり繰り返し練習することになるので、だんだんと慣れて、スピードがアップしてきます。速さを手に入れることにより、一つの達成感や満足を得ることができます。けれど、この段階でじぶんの「速さ」にばかり注目してしまうと、次のレベルへの以降に時間がかかってしまいます。

<4.安定してできるようになる。>
手に入れては手放す。そういうことを繰り返しながら成長します。この段階では、先に手に入れた「速さ」を手放せるかどうかが問題になります。速さを手放すことで余裕が生まれ、「質」を追求することができるようになります。(※3を飛ばして2から4に進む場合もあります)

<5.じぶんの癖を理解する。>
安定した質とそれなりのスピードを手に入れると、漠然としていた「じぶんより上手い人」の、どこがどう上手いのか、すごいのかが理解できるようになります。対比して、じぶんの癖を見つけることになります。

<6.じぶんの癖を強み(特徴)にできる。>
良くない癖や間違った方法、勘違いなどは修正していかなければいけませんが、周囲から個性と呼ばれるような癖もあります。そういう癖は気に入ろうが気に入らまいが、これまでの人生の文脈と感性や価値観の影響がとても大きいので、活かす方向で舵を切ります。

<7.型を崩して再構築する。>
ここまでで一つの完成を見るということは、また手放すときです。じぶんをここまで成長させてくれた型を手放し、崩し、分解し、再構築するときです。この段階にまで到達した場合、あとはどれだけ脱皮を繰り返すことができるかです。手に入れたものを手放すのは勇気が入りますが、執着が終着となり、先がなくなります。次の、まだ先の駅に進むには、じぶんにとって大事なものほど手放さなければいけません。

……と、偉そうなことを書いてしまいましたが、ぼくの人生経験上、これが成長の階段の一つの典型的なモデルではないかと思われます。お役に立ちましたらこれ幸いと。

イデトモタカ