ESSAY

2016-06-15

自信喪失ラブ。

じぶんには才能があると思っている人は、まだなにもしていない人だ。

ということばがあります。悲しいかな、実感を伴っていて、忘れない好きな金言です。

ぼくは文章については昔からなんとなくそこそこ書けたのですが、中長編の物語となると、もちろん取り組んだことなどないわけでして、それでも才能があるだろうと妄信していましたが、いざ回を重ねるごとにその根拠のない信念はばりばり崩れていきました。

人と話していても、自信家には二種類いるぞ、ということがわかります。経験からくるじぶんへの信頼を土台にした人と、まだ「それ」をやっていない人と。

いいえ、根拠のない自信で、いいんです。そういうことを、傲慢だ、馬鹿だといって否定しようというわけではなくて。むしろ根拠のない自信はウェルカムです。「ぼくは(わたしは)できる」と理由なく思える人は、びっくりするような力や強さをもっていたりします。

その上で、実際に「それ」をやってみて、自信を失うこともまた、いいのだ、というわけです。自信を失った、現実を知った、じぶんの実力と向きあったということは、偉大なる一歩なのです。すべてはその一歩からはじまります。

根拠のない自信家はグッド。トライして自信を失ったら、グレート。そしてここからなのだと、次へ、次へと、歩みをとめず進みだしたなら、エクセレントです。

イデトモタカ