ESSAY

2017-05-23

妄想生活。

忙しくなるとついついしなくなるのが、妄想です。妄想といっても、いい妄想です。将来なりたい姿や、目標を達成したときの映像、あんなことこんなこと、あんなものこんなもの、やったり手に入れている人生の妄想。

そんなの、ただの妄想だ、と思われるかもしれません。ばかばかしい、それこそ忙しくなくとも、時間の無駄でしかないと。たしかに妄想は妄想です。でも、ぼくは価値があると思っています。価値があるどころか、非常に重要だと。場合によっては、読書よりもさらに。

理由の一つは、ぼくらにとっては妄想でも、ぼくらの脳にとっては妄想ではないからです。区別がつかないそうです(リアルだとね)。現実に体験した経験なのか、それとも頭のなかできごとなのか。

これはすごいことです。ぼくは広告の世界にいますから、広告界での話に喩えてみましょう。今日挨拶をした人は、明日も挨拶をする可能性が高い。時計を10個持っている人は、時計を1つも持っていない人よりも、新しい時計を買う確率が高い。つまり、人は同じ行動をとる可能性が高い、これが広告人の一つの信念です。行動が習慣を強化し、習慣が行動を強化します。

ということは、です。成功したり夢を叶えた経験の多い人ほど、また成功したり達成する可能性が高いと思いませんか。ぼくは思います。そして、それは頭のなかの妄想であっても、脳ではきちんと経験としてカウントされるわけです。なにせ、区別がつかないわけですから。これってすごいです。

ぼくはわりあいにリアリストなので、なにもせずにイメージだけしていれば、あるいはポジティブな呪文を唱えているだけで成功したりうまくいくとは信じていません。けれど、一所懸命生きていたり目標に挑んで人には、同じ行動でもとても意味があると信じています。

もっと毎日に妄想の時間を。ぼくもまだまだですが、一緒にやろうぜい。

夢を諦めたときは、妄想さえしなくなったときです。

イデトモタカ