ESSAY

2017-06-15

流れる。

変われる人でありながら、変わらない人でありたいのです。これがまあ簡単ではなくて。

変われる人というのは、素直な人です。アドバイスを聞いて、なにかを読んで、あるいは反省して、いまのじぶんを否定し変わっていける人は進化のできる人です。歳をとって頑固になって、いまのじぶんは間違っていないぞと変われなくなってしまった人は、成長のとまった人ともいえます。

それでいて変わらない人とは、素直でありながら流されない人です。ぼくらはつい流されます。だれかに、相手に、時間に、雰囲気に、欲に、感情に、見栄や意地に。流されて、結局のところだれが得をするでもなく後悔します。流されるのなら、流れ着いた先に文句を言うべきではないはずですが、むしろ文句が多くなってしまいます。

変われる人でありながら、変わらない人でありたい。

言い換えると、素直でありながら流されない人。これはぼくの目指す人物像としてずいぶんとしっくりきます。対極に存在する頑固なのに流される人にはならないように気をつけます。けれど、なんだか世の中には増えている気もします。経験したわけでもないのに、わかった気になって、じぶんは正しいと妙な信念があって、空気を読むという名目で流される人。

素直になりましょう。変わりましょう。流されないでいきましょう。変わらないでいましょう。

イデトモタカ