ESSAY

2017-12-21

変なドア。

家を見にいきました。半年くらい前からだらだらと探していたのですけれど、そろそろ決めようかと、ようやく重い腰を上げました。

買うんじゃないですよ。知らない街に借りるんですけどね、なんだかひどく不安でした。お金の問題もありますけれど、よくよく考えるとたぶん単純に「よくわからない」からだったような気がします。

なにかをしようというときに、いいと思っているのに行動しない一番の理由は、面倒だからというんじゃなくて、なんだかよくわからないから、だそうです。ぼくもその洞察には賛同します。

新しいなにかをはじめるときに、最も大きなハードルは新しいなにかであるがゆえに「知らない」「わからない」ことなのであります。

一度経験したり、知っていることは目をつぶっていてもできますし。それはリスクを許容できる自信があるということでもあります。

わかること、できること、知っていることをやったってある意味では仕方がありません。だって想像どおりの未来しかやってこないわけですし。

やったことのないこと、未知のこと、不安なことをするから、変なドアが開いたりします。好きな場所にどこでも行ける「どこでもドア」ではないですが、検討もつかなかったような、おもしろい未来につながっている「変なドア」をもっと開ければね、退屈な人生も少しはマシになるのではないかしらん。

イデトモタカ