ESSAY

2009-06-29

「感覚」を超えるには。

まったく本なんか読んだことなかった。
感覚の世界だけでやっていた。

だから、
人から「お前はなに考えて生きてるの」って
問われた時に、すぐに答えられなかった。

--

片山敬済(たかずみ)さんという方がいます。元世界チャンピオン・ライダー(バイク)で、その世界では真っ先に名前があがるような、すごい人。冒頭は、彼が舞台を世界に移そうとした23歳のときにいったセリフです。

文字どおり、彼はまったく本を読んでいませんでした。ただ、じぶんの夢へつながること(バイク)を、ひたすらに磨いていました。

けれど、彼は、じぶんの思考がうまくことばにできないでいることに気づき、世界で一番になるためには、技術だけでなく、「なにを考えてやっているか」という精神的な思考の重要性に気がつきました。

そしてそこから、じぶんの想いをきちんとした「ことば」にして表せるように、どんどんと本を読みはじめます。(以下、再び片山敬済さんのことば)

--

じぶんのなかに、どれだけ豊富に「ことば」があるか、それによって思考のレベルが決定してしまう。

--

多くの本を読み、豊かなことばを手に入れることで、彼は「じぶんはなにを想い、なにを欲しているのか」が理解できるようになったといいます。

じぶんの目指すもの、到達したい場所が、明確に「ことば」というカタチで言い表せれたなら、それが出来ない状態よりも、うんとゴールは近づく、ということでした。

じぶんの「思考(野望・ゴール)」をきちんと表現できたなら、エネルギーはその一点に集中されて、爆発的な躍進につながります。

「理解」は「爆発力」を生む。

彼のことばと生き方は、それを教えてくれたように思います。

イデトモタカ