ESSAY

2010-10-14

にんげんかんけい。

コミュニケーションにおいて重要なのは、「相手を信頼すること」と、「相手を好きになること」である。……というのは、よくいう話で、もちろんぼくもそう思うのだけれど、なかなか、ムツカシイことじゃないですか。

ぼくは、対人コミュニケーションってものに、実はけっこう苦手意識があります。まぁ、だから「書いてる」ってわけでもないんだけどさ。

人を信じることは、もちろん、遥かに人を疑うことに勝っている。わたくしは、人を信じ過ぎる欠点があったとしても、絶対に人を疑い過ぎる欠点はないようにしたいと思う。これはかの吉田松陰のことばなんですが、ほんとに、そうでありたいなぁと思います。

彼(吉田松陰)が生きた時代から、もう150年が経つわけですけれど、その中で日本人は、「疑うこと」をいろいろなことから学んだんでしょうね。だからってわけじゃないですが、はるかに、人を疑うことが、ある種「教養」のように身につけるべきスキルのようになってないかなぁ。なんてね、考えてたんです。

コミュニケーションにおいて重要なことの、2つめの「相手を好きになること」について、ぼくはまだまだできていないから、どうしたら、もっと、上手にできるかなーって考えてみると、その答えは、やっぱり「好きになること」以外ないんだよねぇ。

どれだけ相手を疑おうが、どれだけ相手が「じぶんのことをどう思っているか」なんて思考をめぐらそうが、その結果として「現実」も「実際」も、世界はなにも変わらないわけでして。だったら、もう、信じてもいいんじゃないか、とね、思ったんです、昨日ね。

相手を全く疑わない、なんてことは、やっぱりできないです。でも、相手にたとえ「裏の顔」なんてものがあったんだとしても、その結果じぶんが痛い目に合ったとしても、その被害ってね、ちょっと立ち止まってじっくり考えてみると、十分にたえられる痛みなんじゃないかなー。だとしたら「まぁ、いいか」とさ、思ったの。

リスクマネジメントなんてかっこいい横文字じゃなく、いろいろ覚悟した上で「好きになる」、つまり「必要以上に疑わない」ことは今のぼくにとって、一つの大きな課題です。

いやはや、もうびっくりするくらい当たり前のことを書いてしまっているのかもしれませんが、ぼくにすると、とても発見なのでした。

では今日も、読んでくれてありがとう。あなたの存在は、ほんとにこころづよいです。

イデトモタカ