ESSAY

2010-11-02

たまもの。

ついつい何度でも、ひいきして聴いてしまう曲っていうのがあります。iPodでシャッフル設定にしていても、その曲をぐいぐい探してしまうような、そんな曲が、そのときどきで、あります。ここのところは、東京事変さんの『メトロ』という曲がそうかなぁ。少しまえまでは『愛妻家の朝食』でした。その世界観にひたっていたいと、無意識がもとめている感じです。

音楽だけじゃなく、絵画でも、映画でも、人でも、「うったえてるなにか」をおいといて、かかわっていたい存在ってあります。失礼な話なのかもしれませんけどね、誰かといてて、その人が話してる「なにか」の内容は、もう、なんでもよくて、ただただその世界が好き、っての。少しまえの、「彼女の質感。」と同じようなもので。そして、そういう存在って、もう関係性としては「最強」なんじゃないかしらん、と思うです。

マンガでも、小説でも、映画でも、音楽でも、友だちでも、内容問わず「好き」って、勝ち目ないんですよね。けれど、あるんですよね。実は、そういう存在を、ぼくはこっそりと、目指していたりします。ぼくの記事、じぶんで書いてても思うけど、そりゃぁそうとうにおもしろい日もあれば、もうぜんぜんダメダメな日もあります。それでも、内容関係なく「好き」って思われるまで文章力というか、世界観というか、そういう「測れないもの」を磨き上げていければ、それはもう、「理由はわからないけど」の無二の世界へいけるんじゃないか、と思ってたりします。

けれど得てして、そこまで到達した人ってのは、内容も、やっぱりそうとうにいいんですけどね。きっと、「見えない努力の成果」が、そのなかにはたっぷりふくまれていて、そのみずみずしさというか、豊かさのようなものに、ぼくはひかれているんじゃないかなぁ。いやぁ、そうかもしれません。

イデトモタカ