ESSAY

2010-11-17

再登場にどきり。

長めの小説やマンガ、ゲームや映画で、一度登場した人物が、ちょっとしてからちがう役割で再登場することってあります。そのうえ、キーパーソンだったりして。お互いパワーアップしている「そのとき」に、彼(彼女)が敵になるか、味方になるか……。その結果が物語を大きくうごかすのは明白です。ぼくはちょっとこれ、「空想の世界の話じゃぁないんじゃねぇの」と最近思っておるのです。

「世間は狭い」とはよくいったもんで、だれとだれが知り合いだったなんて、ほんともう想像もつかないようなところでばんばん起きてます。いまのじぶんのキーパーソンが、実は過去に会っただれかの友だちで、ほんとは遡ってその友だちとの関係がいまのじぶんの「キー」になってる……。考え出すときりがないことではありますが、これはつねに「考慮すべき問題」として、あたまのすみにでもちょっとおいといたほうがいいかもしれないですぞぉ。

相手がだれとて、歯切れのわるい別れかたは、その後のじぶんの人生に、ヤなしこりを残します。それはやっぱりどっかしら、なにかしらの影響を、与えてくるもんなんですよね。

いつかどこかで、立ちはだかる大きくそして重要な扉のカギを持つ人として、目の前の相手が再登場したときに、すんなりこころよくカギを渡してくれるかどうか。そんな事態を想像すると、たとえどんな相手だろうとも、きちんと誠意をもってお付き合いしようとね、昨日よりも少しだけ思えたぼくなのでした。

イデトモタカ