ESSAY

2011-05-13

ストレスの正体。

ストレスって、エネルギーだと思うのです。どこかへ向けられるはずだったエネルギーが、行き場を失って戻ってきたもの、それが実はストレスなのではないかしらん。つまり、「余ってしまった気もち」ということです。

たとえば会話中、まだいいたいことがあったのに、途中で「わかったから、もういいよ」と遮られてしまったとします。このとき、ことばにして、口に出したかった気もちが、出番をなくして手元に余ってしまいます。これが、ストレスへとカタチを変えるのではなかろうか。

たとえば、やる気満々で出した企画が否定されて、ボツになってしまった(実現しなかった)とします。この場合には、その企画を「やろう!」という気もちが、行き場を失って、ぶつける対象がなく戻ってきてしまいます。これが、ストレスへとカタチを変えるのではなかろうか。

よく「思いどおりにいかない」ことが、ストレスの原因だといいます。でも実は、思いどおりにいかないことではなくて、思いどおりにいったときに使おうと思っていたエネルギーが行き場を失って余ったことが、問題なのではないかしらん。運動や好きなことをするのがストレスの解消になるのは、その余分なエネルギーを消費できるから、ではないのかな。

だから、ストレスという余ったエネルギーを、別のなにかをするためのエネルギーへとじょうずに変換させて、偉業を成し遂げてしまう人もいらっしゃるわけでして。

みんながもっと、全力を尽くせたらいいのにね。エネルギーを余らせないように、うまく生きていきたいです。

イデトモタカ