ESSAY

2011-06-01

最初のともだち。

きのうの夜は、久しぶりにあちこちへ手紙を書きました。そこでふと、「最初のともだち」というなんだか目新しいフレーズを思いつきました。

そういえば、だれにだって、「最初のともだち」がいるんですよね。みんな覚えているものなのかな、その相手を。ぼくの最初のともだちは、おなじマンションの女の子でした。悲しいけれど、彼女が9才のときに事故で亡くなっちゃったんですけどね。だからぼくには、その後にできたともだちしかいないけれど、みんなはまだ、最初のともだちと、ともだちとして仲良くやってるのかなぁ。仲良くとはいわないまでも、それなりに思い出しあったりしながら、生きているものなのかなぁ。想像することしかできないけれど、もしそうだと、なんだかいいなぁと思います。でもきっと、そういうことは、あまりないんだろうなぁとも、わかります。

これはなかなか興味深いところで、もしかしたら、ぼくが知らないだけで、ぼくがだれかの最初のともだちってことも、あり得るんですよね。そうだとしたら、やっぱり、ぼくはその人のことを、よくは覚えていないということになります。もしかしたら、って相手は、いるけどね。

いま、じぶんを支えてくれている、世界に彩りをあたえて、豊かにしてくれている、すべての人間関係が、「最初のともだち」から始まっていると思ったら、なんだか感慨深いものがありますね。

この人生という作品を紡いでる、タテの糸はあなた、ヨコの糸はわたし、なのであります。

イデトモタカ